本作の主人公。女性ジャーナリスト。
ビビアン・ロバーツ殺害事件の真相を探るため、ペインスクリークを訪れる。
本作の被害者の1人。主人公はこの女性の殺害の真相を調べるためにペインスクリークに来た。
所謂キャリアウーマンとして成功を収めていたが、成功を収めるまでは貧しかった時期もあったとメイドのメアリーに語った事がある。
夫はチャールズ・ロバーツ。1971年6月30日に結婚。
1974年6月11日に一人娘のトリシャを出産するも、その時の帝王切開で以後不妊となる。
不妊となったことと、チャールズの母であるマデリーンからの男の子の世継ぎを欲しがるプレッシャーで、精神が不安定となり入院。
後に、夫とソフィアが不倫していたことを知るが、娘のために離婚はしない選択をした。
1975年6月26日夜11時頃、チャールズとの不倫と子供について、アンドリュー、ジョンソンと共にソフィアを屋敷に呼び出し、取っ組み合いの拍子に井戸に頭をぶつけさせてソフィアを殺害してしまう。
現場にいたアンドリュー、ジョンソンと共謀し、ソフィアの死を隠蔽。
更にソフィアの死を探られぬよう、ヘンリー・ジョンソン医師と協力して義母マデリーンの投与薬を3倍の強さにして殺害した。
少なくとも1995年の3月頃から銀行員の男と密会をしている様子がバーナードの日記に書かれている。
ビビアンの日記では1月ごろからアートギャラリーの展示会の準備を進めている様子が残されており、この銀行員の男はその準備を手伝っていた相手である可能性が高い。
しかし、彼らの親し気な様子が、精神不安定気味だったバーナードにとって根深い疑心暗鬼を植え付ける結果になる。
1995年7月19日の23時頃から未明にかけて、ソフィアの死んだ現場である井戸付近に呼び出され、殺害された。
自伝を出版されたり、「影響力のある市民への賞」など様々な賞を受賞している。
ビビアンの夫。1971年6月30日に結婚。1973年10月頃から市長を務めている。
ビビアンが精神不安定により入院中の1974年11月頃から1975年頃にかけてソフィアと浮気。74年の12月頃には妊娠が発覚。
妊娠中のソフィアを匿う為、屋敷に近い一軒家を購入し、ドロシーに面倒を見させた。
ソフィアとの不倫関係がビビアンにバレたため、以降は不仲になる。
妻ビビアンはスコットを嫌っているが、チャールズは彼を気に入り、トリシャとの仲も認めていた。
スコットの正体について、少なくともスコットが死ぬまで気づいていなかったらしく、現在も知っているかどうか不明。
(トリシャが死んだ段階で遺産相続の関係上ヴィンセントの行方も調べているはずで、日記の最後のページの記述からも最終的には気づいている可能性が高いが…)
ヴィンセントが生まれた直後に、不貞で生まれた息子ヴィンセントに遺産を全て相続させると遺言状に記載するなど、かなりとんでもない事を行っているが、
トリシャに対する愛が無いわけではないらしく、メールアドレスのパスワードは「lovetrish」+彼女の生年月日にしている。
本当にどっちつかずな男である…
一連の事件で家族を全員失い、1996年2月頃にはペインスクリークを出ていった。
両親がおらず、マシューと同じ孤児院で育った。髪型は黒髪ロングで、外見は見惚れる人がいるほどの美人。
ペインスクリークに訪れる前からマシューとは非常に親密な仲だったようだが、恋愛対象としては見ていなかった模様。
1972年11月20日にマシューがいとこという嘘の紹介をして、ロバーツ家に雇われた。
バーナードからは無視され、ワンダからは小言を多く受ける等、一部の人間からはあまりよく思われていなかったようだが、他の周囲の人からの評判は熱心な働き者という評判だった。
ビビアンが精神不安定で入院中にチャールズと不倫関係になり、1975年6月1日にチャールズとの子、ヴィンセント(スコット)を出産。
1975年6月26日夜11時頃、チャールズとの不倫と子供について、ビビアン、アンドリュー、ジョンソンによって屋敷に呼び出され、取っ組み合いの最中に井戸に頭をぶつけてその場で死亡を確認される。
彼女の人となりは概ねマナーもよく、仕事に熱心だった様だが、マシューとのやり取りの中で「貧乏にはなりたくない」とこぼしたり、
チャールズと不倫の関係を築いた上で、ビビアンの心境などまるで分からないかのように「子供は男の子がいい」と発言したり、
マデリーンからの支援を受けられそうと知ると「もうメイドに戻らなくても良い」と日記に記すなど、それなりに打算的で、したたかな面も持っていた部分が読み取れる。
彼女の死後、彼女の亡霊らしき存在がペインスクリークに出没していたようで、「少女を送り届けた」「溺死した少年が発見されてから数日後にずぶ濡れの姿で現れた」など、かなり不穏。
ゲーム本編でも様々な箇所で登場し、最後には主人公を助けるような動きを見せたが、彼女の真意は定かではない。
ビビアン、チャールズの間に生まれた娘。デリック・タイラーとスコット・ブルックスとは幼馴染で3人で遊ぶことが多かった。
幼少期は父親が多忙で不在、母も構ってくれることが少なく、両親の愛情不足を感じていた。
多くの実績を持つ母親からは将来を期待されており、スコット・ブルックスと交際を重ね、進学しない選択を検討するも、母親から反対され喧嘩することもあった。
スコットが自身の出生について事実を知っていく中で徐々に疎遠になりつつある不安定な心境の中、母親の殺害、スコットの逮捕などが重なり、1995年9月29日にノイローゼとなり入院。
スコットの死が報じられてから彼女のノイローゼはますます悪化し、
1995年12月26日にペインスクリークコミュニティー病院の屋上の壊れた柵から転落死する。自殺または事故死と推測される。
絵:デリック | |
ソフィア・ミラーとチャールズ・ロバーツとの間の子。
生まれてすぐにカルヴィン神父によってセイントパトリック孤児院に預けられる。10歳になったころにマシュー神父に養子として引き取られた。
トリシャとデリックとは幼馴染でよく遊んでいた。
後にトリシャと交際関係になるが、マシューやビビアンからは交際を反対される。
厄介な面を持つ庭師のアンドリューを、実の親子に見えるほど甲斐甲斐しく面倒を見ていた。
1993年9月2日に庭師アシスタントとしてロバーツ家に雇用される。
スコットはロバーツ夫妻の部屋を覗くことがあった。
1995年2月13日にドロシーに古いアルバム(ソフィアの写真)を見せてもらったところ、全く同じ毛布が写っていたことで親を知る。
1995年10月26日にビビアンから解雇される。
ビビアン殺害直前に言い争っていることが目撃されている。
解雇されたことや言い争った場面を目撃されたことから、ビビアン殺害の容疑者として逮捕される。
スコットは言い争いの後はキャビンに戻り、数日間は外に出ていないと主張しているが、詳細については黙秘して無罪を主張していた。
結局、1995年10月27日に証拠不十分で釈放。
1995年11月16日の未明に死亡。多数の刺し傷が確認されている。釈放後すぐに殺害されたことで多くの疑問が飛び交っている。
幼少期から好奇心旺盛な性格だったらしく、タイムカプセルには彼が探検したと思われる場所を書き記した地図が入っており、
彼の過ごしたキャビンの隠し部屋にも探偵さながらの調査用デスクが残されていた。
絵:デリック |
ペインスクリークの教会の神父。左利き。幼少期はソフィアと孤児院で一緒だった。
ロバーツ家がメイドを募集していることを知り、いとこと偽りソフィアを推薦する。
1974年頃から75年9月頃までインドネシアに宣教活動に行っていた。
ソフィアに好意を持っていたため、ペインスクリークにいる間は積極的に会い、インドネシアに渡った後は頻繁に手紙を送っていた。
インドネシアから帰国してすぐに、カルヴィン神父からソフィアがペインスクリークを出ていったことを聞かされる。
1984年11月1日にソフィアの子供(スコット)が孤児院にいること、またソフィアがペインスクリークを追い出されたということを、カルヴィン神父からの手紙で知る。
そして1985年4月6日にスコットを孤児院から引き取り養子とした。
1995年5月13日、スコットからソフィアが殺されていたことを聞かされ、それにより、ソフィア殺しにかかわっていた人物へ贖罪を求めようと行動を開始する。
アンドリューを意図せず殺害してしまったこと、またヘンリー・ジョンソン医師の殺害をほのめかし、さらにビビアンの殺害(罪悪感や懺悔が無いため、明確な殺意を持つ)を自供している音声が存在する。
ビビアン殺害事件当日は毎年恒例の宗教集会に参加したという供述をしているが、実際には体調不良のため欠席する旨の連絡をしており参加はしていない。
モス探偵の殺害をほのめかすような音声も存在する。
モス探偵に執事のバーナードを犯人と思い込ませようとするも、目論見がバレてしまい、殺害したと推測されるが、遺体や証拠は出てきていない。
ビビアン殺害後、スコットが容疑者として逮捕されてしまった事は彼にとって恐らく予測していなかった出来事であり、
さらにそのスコットがパラノイアに陥ったバーナードに殺されてしまう事も全く予想していなかったであろうと思われる。
ペインスクリークコミュニティー病院勤務の医師で、ロバーツ家の主治医。
特にビビアンとは資金援助を受けていた関係もあってか、親密な関係を構築していた。
1975年6月18日にビビアンとその娘トリシャを守るため、ソフィアとその息子スコットをペインスクリークから追い出すことをビビアンに提案する。
また同じ頃にビビアンからの願いにより、義母マデリーンが常用している薬を3倍の強さにした薬を処方して、マデリーンの殺害を幇助している。
1993年2月17日にロバーツ救済基金からの資金横領が発覚、総額はおよそ160000ドル。
マシューの音声によると1995年6月30日に殺害され、湖の中に沈められた。
7月12日にチェリークリーク湖にダイビングに訪れた男性が、沈んだ車の中にいるジョンソン医師を発見する。
ジョンソン医師は数ヶ月前から連絡が取れないことが増えていたので捜索願は出ていなかった。
検死報告書では裂傷による失血死で、肺に水が入っていなかったことから死亡後に湖に沈められたとみられる。
7ブラックパイン通りに住む。1971年8月12日からロバーツ家で庭師、給仕として働く。元は謹厳実直でビビアンからの信頼も厚かった。
1975年6月26日夜11時頃、ビビアンによるソフィア殺害の現場に居合わせた。
ビビアンからの命令で、アンドリューはビビアンを守るためにするべきことをしたらしい。(スコットの日記から)
スコットとは親子関係に見えるほど仲が良い。1993年頃から酔っ払っていることが増え、その度にスコットが介抱、代役を努めた。
その際に、「ソフィア、すまない」ということを口にしており、スコットがソフィアについて知るきっかけとなった。
また「マデリーン」の名前を口にしていたことから、マデリーン殺害の件も知っていたと思われる。
少なくとも1994年6月頃からソフィアの幻覚を見始める。「また見るようになった」の記述から以前も幻覚を見ていたと思われる。
その頃から精神不安定とアルコール依存症の診断を受けていた。妻ローラ、息子ダニエルはこれが原因で別居している。
1995年6月7日、自宅で火事が起き死亡が確認された。
その晩はアンズコートヤード イン&スウィートで泥酔するほど飲んでおり、自宅の暖炉横にもウォッカの瓶が数本あったことから事件性は無いとされた。
しかし、検死により小さな刃物による肺損傷が確認。気胸が死因の可能性があるが、ひどい熱傷のため確定不可能。
マシューの音声記録によると、殺意は無かったものの殺害してしまったとの事。
彼の家は火事の後もある程度原型を保っているが、焼け焦げた家の中の各所に転がる精神安定剤の薬瓶、部屋いっぱいに広がる魔法陣らしき記号、壁に殴り掛かれた文字など、いろいろと衝撃的。
31シルバーレイク通りに住む。左利き。表情は常にシリアスと表現されており、あまり感情を出さないタイプだった模様。1973年5月8日からロバーツ家で勤務。
チャールズの狩りの供を務めており、自宅には狩りの道具(猟銃、斧、ナイフ)がそろっている。
父親をロバーツ鉱業の落盤事故で亡くす。過去、アンジェラという女性と破局している。1994年の段階ではビビアンを理想の女性と感じているふしがあった。
1995年の3月頃にビビアンが銀行員の男と密会している様子を目撃した事で、当時患っていた精神疾患が悪化。
ビビアンの写真にバツ印、裏にビッチの書き込みをするなど行動の随所にビビアンへの異常すぎる執着が見て取れるようになる等、酷いパラノイアに陥る。
服薬していた精神安定剤があまり体に合わなかったらしく、勝手に薬を2倍飲んだり途中で服用を止めてしまった事も精神の均衡を乱す要因になったと思われる。
ビビアン殺害事件当時は家に一人だったのでアリバイが無かった。
ビビアン殺害直後は呆然としており、スコットが容疑者として逮捕された時点では「彼が容疑者だとは考えられない」と残すなどただひたすらに混乱しているだけだったが、
彼が釈放される事になるまでの間に彼に対して非常に強い疑念が高まってしまったのか、強い憎しみにかられた事よりスコット殺害を決行した。
その後の消息は不明だが、マシューに罪を擦り付けようとされていたり、彼に自室の鍵を利用されている事などから、何か不穏なものを思わせる。
40ブラックパイン通りに自宅を持っている。
1962年3月27日からロバーツ家で乳母として勤務する。
ソフィアが妊娠した際には、チャールズからの命令でソフィアの身の回りの世話をする。
家もその時にチャールズが用意したもので、ソフィアの世話をしていた以降はほとんど使われていない。
1996年1月31日頃ロバーツ家を退職し、ペインスクリークを出ていった。
デリックの母。43シルバーレイク通りに住む。1972年8月24日からロバーツ家で働いていたが、1993年5月頃にガンになり退職。
デリックがよく面会、看病をしていた。ワンダの夫は出ていったため、デリックを一人で育てた。
ワンダの印象としては、ソフィアは欲しいものは何をしてでも手に入れようとする人という印象だった。(嫉妬?)
ソフィアが殺害されたことは知っていた。
1996年3月12日、ガンにより死亡。
1990年3月23日からロバーツ家の運転手として働いていた。6歳までは屋敷に住んでいた。43シルバーレイク通りに住む。絵が上手い。
出ていった父親のことを知りたがっていた。幼少期は父がいないことでいじめられていた。
5歳の頃に偶然ソフィアが殺害される瞬間を覗いてしまったため、それがトラウマになったとされる。鳥のひなを石で殴り殺すなどの残虐な行動をとることもあった。
1981年には学校を自主退学した。
トリシャに片思いしているが、スコットとトリシャが交際関係にあることから心理的な葛藤が生じている。
ビビアン殺害事件当日の夜は言い争いをしていたスコットを不審に思い、朝まで監視していたためスコットのアリバイはあるが、
スコットが捕まればトリシャの目が自分に向くのではという期待から警察には言わなかった。
母ワンダの葬式を挙げたあとに、ペインスクリークを出ていった。
絵:デリック |
チャールズの母親。
男の世継ぎを求めるなど、ビビアンに対して執拗にプレッシャーをかけ続けていたため、ビビアンがジョンソン医師との共謀により1975年に殺害される。
死因は心臓発作。急すぎることなどから不自然ではあったが、チャールズが無傷のままで埋葬したいという申し出により検死はされなかった。
ソフィアを妊娠させたチャールズに対し怒りを表したが、生まれたのが男児であることを知るとソフィアを受け入れる態度を示す。
だがソフィアに会いにペインスクリークを訪れた直後彼女が行方をくらまし、不審に思って自分が連れてきた部下2人(シルビア、パトリック)と共に捜索していた。
ペインスクリーク教会の神父。
ソフィアの息子ヴィンセントはカルヴィンが引き取り、スコットと名を変えて孤児院に預けることとなった。
マシューにははじめこのことを黙っていたが、のちに(1984年11月1日)手紙でマシューに知らせた。
1984年12月7日死亡。
ロバーツ家のメイド。ビビアンの第一発見者。10タウンセンター通りに住む。
もともとはムーンカフェの従業員だった。
ビビアンに心酔しており、彼女と対立するスコットには良い印象を抱いていない。
探偵。1997年頃に匿名の人物からビビアン殺害事件の真相解明の依頼を受け、ペインスクリークに訪れる。
途中から、依頼人とは別の人物から送られてきた証拠品により、当初はバーナードが犯人だと思い込まされていたが、途中からマシューが真犯人だと気づき始めた。
そのためマシューによって殺害されたとみられるが、遺体は見つかっていない。
マシューから逃走している途中、痛手を負いつつも様々な箇所に証拠品を隠し、本ゲームの主人公に多くの手がかりを残した。
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